良くある質問

物件探しについて良い情報はないですか?

 まずは計画の見直し
『物件を探していますが、良い情報はありませんか?』と、よくお問い合わせがあります。

通常では、家を建てるので、持ち土地でない方は、物件を探し土地の取得をします。
でないと家が、もちろん建てれません…

しかし、資金計画をしっかりおこなわずに、良い物件を見つけ土地から購入して本当に大丈夫なんでしょうか?

自己資金が、たくさんある方は良いと思いますが、ほぼ住宅ローンで借り入れで計画する方は、失敗する可能性があり危険です。

 4つのステップで見直そう
アドバイスとして、物件探しをする前に次の順番で計画を見直してみてください。

ステップ1
まずは、住宅ローンの相談を希望とする借入先でおこない仮審査をしてください。
※目安は、年収の7~8倍といわれていますが、借入先で異なります。

【計算例】
夫の年収350万円と妻の年収250万円の場合
夫婦の年収を収入合算すると、600万円になります。

年収600万円×7~8倍=4.200万円~4.800万円(借入可能額)

ステップ2
次に、建てたい家を住宅会社で打ち合わせをし建築費(総額)の見積書をとります。

【設計費・建築費[電気/水道/キッチン等/外構工事含む]・パイル工事費】
建物の面積で異なりますが、
平均の建築費総額は、2.000万円~2.500万円になります。

ステップ3
別途諸経費を概算で把握する事も大事です。
建築費と、土地代金以外に諸経費が、かかる事はご存知でしたか?

【登記費用・保証料・火災保険料・仲介手数料・つなぎ資金等】
平均的な諸経費の目安
【合計金額150万円~250万円】

ステップ4
1・2・3の概算を出して物件を探します借入額が4.200万円の場合で計算してみましょう。

4.200万円-建築総額費2.500万円=1.700万円(残金)
1.700万円-250万円(諸経費)=1.450万円(土地代金)

※1.450万円以内で、土地の取得をしないと資金計画が崩れていきます。

 物件の希望と、予算のバランスを考えて探す(理想と現実の見直し)

~良くある希望の声~

  1. 慣れ親しんだ今の自宅の近く
  2. 実家の近く
  3. 通学に便利な場所(もしくは現在通っている学校区域内)
  4. 通勤に便利
  5. 立地や環境が良い
  6. スーパーが近くで買い物が便利
  7. 駅やバス停が、近く
  8. 道路が広く地形が良い
  9. 敷地面積は50坪以上は欲しい

等々、希望はたくさんそれぞれあると思います…
【ステップ4】の、1.450万円が予算の場合
希望敷地面積50坪であれば、坪単価29万円以内の物件を取得しなければなりません。

各エリアには相場があり、坪単価の相場が40万円の場所で29万円の物件を探しても
物件の取得は厳しいと思われます。

その場合は、

  1. 希望面積を小さくする
  2. 建物をローコスト住宅に変更する
  3. 坪単価29万円(相場)のエリアにする

 土地代予算1.450万円以内で取得できたとしても

注意点
土地代金1.300万円で物件を取得しても地形に高低差があった場合、擁壁工事で300万円かかってしまえば
土地代1.300万円+擁壁工事300万円-土地代予算1.450万円=200万円
200万円の予算オーバーになってしまいます

建物のRC造住宅のメリットとデメリットを教えて下さい

 メリット

 耐震性に優れている
RC造住宅は、基本的にコンクリートで造られた6面体となるモノコック構造です。
モノコック構造は、さまざまな外力がこうぞうの一点に集中せず、建物の『面』全体に分散し
バランスよく受け止めることで、高い強度を実現します。

これに対し、木造や鉄骨の柱・梁により構成される『軸組み構造』は構造部材を『点』で
結合する為、外部からの荷重が結合点に集中してしまいます。
過去の多くの大地震でも一番被害の少なかった建物がRC造住宅です。

 断熱・気密性に優れている
コンクリート躯体は隙間が少なく気密性が非常に高く、発砲断熱材などの断熱材を
用いられたRC住宅は、床や天井付近などの温度差が少ないのが特徴です。
断熱性や気密性の高さは、冷暖房の効率に直結する為、非常に高い省エネ効果が期待できます。
 遮音性能が高い
RC住宅は、外部の音エネルギーをコンクリートが遮断する為、遮音性が非常に高くなります。
180㎜厚のコンクリートは透過損失-50㏈以上の性能を持ちます。
これは交通量の多い道路(80㏈)でも、室内への音エネルギーの侵入を遮断するので
室内は、深夜の住宅街の静けさ(30㏈)となります。
RC造は、床もコンクリートなので、上下階の音も遮音します。
 耐火性に優れている
RC造住宅の主な材料であるコンクリートは不燃材料です。
つまり家全体が耐火構造と言えるのです。
1000℃の炎に1~2時間さらされても燃えず強度も落ちないことから
特に家の密集した都市部では防災の面からも有利です。
※これを証明するデータとして、火災保険率が低いことが挙げられています
(木造住宅の約3分の1の金額に収まります)
 自由にデザインし大空間が可能
木造と鉄骨と異なり形状を自由に作れるのがコンクリートの家です。
まるで、スパッと切り落としたような壁面はRC造の家だから表現できるデザインです。
また、RC住宅は、木造住宅では難しい大空間が可能です。
何十帖もあるリビングやビルトインガレージなど
柱だけで支えるのではなく、コンクリートの壁面で建物全体を支える造りの為
この広い空間が、実現できるのです。

 デメリット

 建築費用が高い
RC造住宅は、木造住宅の建築費用に比べると、高くなってしまいます。
RC造住宅を建てたいとお考えの方の多くが、価格的な問題で諦めてしまうのではないでしょうか?
 重量が重い
RC造住宅の重量は、コンクリートや鉄筋などの材料を使うため、非常に重くなります。
建物重量が重いので、強固な地盤が必要となります。
その為、土地によっては地盤の改良やパイル工事が必要となってしまいます。
 結露が発生しやすい
RC造住宅は高気密性住宅です。
その為、結露などが発生しやすくなってしまいます。
24時間の換気システムなど、適切な換気システムを導入する事で、
結露問題は解消されます。
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